Photoshopでの作業を効率化するにはアクションに作業動作を記録し、再生ボタンやショートカットで実行をすることが一般的です。
アクションは簡単な条件分岐も判断して処理を分けられますので日常作業はそこそこアクションのみで効率化できます。
しかし、いつもいつも作業する画像がアクションに登録されている情報や条件とも限りません。
行う作業や画像によっていつも情報や条件が違うのが実務の難しいところです。
ネット通販業者様より日々の画像処理の効率化について以下のご相談をいただきました。
【ヒアリング内容】
・商品画像の編集を効率化したい
・メーカーより提供される画像はサイズ(縦長・横長)がバラバラで統一性がない
・ショップに登録する際の商品画像は縦長・横長を同一サイズにした正方形の画像でなければならない
・Photoshopで1枚1枚画像のカンバスサイズを長辺のサイズにリサイズしている
・枚数が多いのでバッチ処理で自動化させたいが、アクションではバラバラのサイズを処理することが難しい
こういったときはPhotoshopスクリプトの出番です。
PhotoshopスクリプトはJavaScriptで書かれたPhotoshopを自動化するためのプログラムのことです。
行う画像の情報などを流動的に取得・利用して作業を実行することが可能で、作成したスクリプトはアクションに登録できますのでショートカットでの実行や大量処理をする場合はバッチも作成できます。
今回は画像ごとに縦長・横長のサイズを取得して、長辺に合わせて短辺の長さ(カンバスサイズ)を変更するという簡単なプログラムを作成いたしました。
たったこれだけのことですが、日々の業務がストレスが大きく軽減されると思います。
※メニューより作成したスクリプトを選択して実行している様子
※バッチ処理にて作成したスクリプトを複数の画像に当てた様子
今後は今回作成したプログラムに様々な自動化処理を追加していく予定です。
日々の業務を自動化させ業務効率を上げたい方はお気軽にご相談ください。